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BASEL WORLD 2016 その4

こんにちは。だいぶ間があいてしまいましたがBASELレポートの続きです。
 
ヨルク・シャウアー氏が自身のブランドとは別に展開している「STOWA」。
シャウアー氏が生まれ育ったシュバルツバルト-黒い森地方-に1927年創業、かつてはドイツ軍に制式採用されていた老舗。クォーツショックにより休眠していたこのブランドを2004年に再興したシャウアー氏は、自ら収集したアーカイブコレクションをミュージアムとして収蔵、名品を復刻してきました。
 
ここ数年は未来を見据えた新作も発表、「SCHAUER」以上に力を入れています。2016年新作の目玉はコチラの「フリーガー・プロフェッショナル」。

DIN(ドイツ工業規格)に今年、新たに航空時計の規格が発行されることが決定。その規格に準拠した本格的なパイロットウオッチです。
 
デザインはシャウアー氏と同郷、シャウアー氏が師と仰ぐハルトムット・エスリンガー氏とのコラボレーションによるもの。

エスリンガー氏のエスキースにあるように、90度の角度で二つの正弦曲線(サインカーブ)を配置したという回転ベゼルが最大の特徴。「手袋をしたまま確実に操作できる」というDINの厳しい要求基準を満たすこのフォルムはコンピューター制御により実現しています。

A字型に置き換えた12時位置のインデックスに分針が重なる瞬間、文字盤に矢印が出現するようにデザインされています。
 
もちろん、視認性・操作性だけでなく、気圧変化や温度変化、磁力への耐性など、「DIN」の様々な厳しい要求基準を満たす設計です。

STOWA  フリーガー・プロフェッショナル
予価 320,000円(税別)
ケース&リューズ:チタニウム
ムーブ:ETA2824-2 top version(機械式自動巻)
ケース径:43mm. 20気圧防水
 
※実際の製品にはダイアルの6時位置上に「DIN」マークが入ります。
※発売は9月頃を予定、確定しましたらご案内いたします。
 
 
 
 
さて、これは何でしょう? 「STOWA」のレポート、次回に続きます。

  • Category:Buyer & Press
  • Date:09.05.2016