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BASEL WORLD 2016 その6

こんにちは。BASELレポートの続きです。
 
TiCTACが2013年から輸入している「MUHLE GLASHUTTE」(ミューレ・グラスヒュッテ)。
ドイツ北東部の「グラスヒュッテ」という街に1869年から続く測定機器メーカーです。

ミューレ社はもともと腕時計の部品のサイズを測定する精密測定機器を作っていたメーカーで、その後、自動車のスピードメーターやタコメーターなども製造。

ちなみにBMW初のモーターサイクルR32は、ミューレ社製の速度計を採用しています。
 
第二次世界大戦後、東ドイツに入ったグラスヒュッテ。私企業はすべて国営化されたのですが、東西ドイツ統一後の1994年、創業家のミューレ家に経営権が戻り、1995年から腕時計を作り始めました。

真冬のグラスヒュッテ(2013年2月撮影)。緯度50度の激寒の地(札幌が約43度、稚内が約45度ですから相当北ですね)、人口7000人余りの村に時計メーカーが犇く、ドイツ時計のメッカです。
 
こちらが2006年からCEOを務める5代目当主のティロ・ミューレ氏。

BASEL期間中の会食でのヒトコマ、隣にシャウアー氏もおりますね。
 
この二人は十数年前、日本の某雑誌が主宰した東京でのイベントで出会って以来の友人同士。
そんな縁がありまして、3年前、TiCTACが取扱いをスタートするに至りました。
 
今年のBASEL WORLD ミューレ社のブースのディスプレイ。

壁に大きく描いているのは新作ではなく、定番モデルの「S.A.R.レスキュータイマー」。ドイツ海難救助隊公式採用の100気圧防水モデルです。グラスヒュッテの時計メーカーの中でも、スポーツシーンやアウトドアで実用性の高いモデルに力を入れていきたいというミューレ氏の意思が込められています。
 
さて、今年の新作は?
というところで次回に続きます。
  • Category:Buyer & Press
  • Date:02.06.2016