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連載コラム/ガンダーラ井上の「時計 なんて、時計だって」 #024 STOWA バウハウス100周年記念モデル 第3弾のユニークな試み

#024 STOWA バウハウス100周年記念モデル 第3弾のユニークな試み

この腕時計は、ドイツのSTOWAというブランドの限定モデル。アンテアシリーズのバウハウス100周年記念モデルの第3弾です。日本市場だけに特別に30本が制作されたもので、シンプルですが仕立ての良さが際立つ1本です。

#024 STOWA バウハウス100周年記念モデル 第3弾のユニークな試み

バウハウスのデザインといえばモダニズムの源泉のようなもので、色・もの・形を物事の本質を見極めて無駄なく美しくまとめ上げる思想が根底にあると思います。これはフランクフルトの空港で見かけたBOSCH銘の時計。簡素なアラビア数字で構成され、バウハウス直系のデザインを感じます。

#024 STOWA バウハウス100周年記念モデル 第3弾のユニークな試み

バウハウスは、1919年にドイツで開校した工芸とデザインの教育機関。その時代性を鑑みると、STOWAのアンテアシリーズに採用された長体のかかった優美なアラビア数字がピッタリですよね。まだ飛行機がジェットでなくレシプロエンジンで飛んでいた頃を想起させる、ロマン溢れる書体です。

#024 STOWA バウハウス100周年記念モデル 第3弾のユニークな試み

この腕時計をデザインした時計師のシャウアーさんが「バウハウス100周年記念のアンテアは、まずローマ数字のダイヤルを第1弾として制作。それに対してアラビア数字のモデルが欲しい! という熱烈なリクエストに応えて制作したのが第2弾。そして今回は‥」と話している最中に気づきました。第3弾モデルはダイヤルの上下で数字の種類が変えてある!

#024 STOWA バウハウス100周年記念モデル 第3弾のユニークな試み

ダイヤルの上半分はアラビア数字、そして下半分はローマ数字なんですね。これは通称ユニークダイヤルと呼ばれる意匠で奇抜なデザインの最右翼なのですが、あまりに自然な感じなので気づくのに時間がかかってしまいました。

#024 STOWA バウハウス100周年記念モデル 第3弾のユニークな試み

ローマ数字の時計といえば、ヨーロッパの教会などにあって、その街に生活する人々に時を告げているイメージですよね。そんな固定概念から古臭いものと考えられがちですが、シャウアーさんによるとローマ数字はシンプルな直線で描けるからバウハウス的デザインとの親和性に優れているとのこと。

#024 STOWA バウハウス100周年記念モデル 第3弾のユニークな試み

アラビア数字とローマ数字が混在したユニークダイヤルは目立ちすぎるデザインになりがちですが、本作の2種類の数字は互いによく馴染んでいると感心するばかりです。控えめだけれどユニーク。このアイデアはどこから?と聞いてみると、シャウアーさんが個人的に所有している20世紀に発売されていたSTOWAのアンティークに同様のデザインがあり、その驚きを現代に甦らせたいという思いから制作したのだそうです。

#024 STOWA バウハウス100周年記念モデル 第3弾のユニークな試み

サファイアガラスを透かして見えるハンドメイドのローターにはドイツ語で『バウハウス100周年 ストーヴァ限定 第3弾』の刻印が。ANTEA365の型番は、ケースの直径が36.5mmだから。節度のあるサイズ感で身体に馴染み、毎日を上質な気分で過ごせる腕時計です。

#024 STOWA バウハウス100周年記念モデル 第3弾のユニークな試み

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