落としても壊れない腕時計。そんな発想からカシオのGショックが誕生したのは1983年のこと。2017年の8月には通算で1億本の世界累計出荷を達成。衰え知らずの人気で、現行品ではカラーバリエーションも含めると500モデルに及ぶとのこと。どの機種に手を出すべきか、ちょっと迷いますよね。
Gショックの文字板スタイルは大別すると全デジタル表示・デジタル&アナログ表示・全アナログ表示という3種類がありますが、このモデルはインダイヤルも含め全てがアナログ表示。文字板に液晶表示の小窓があると機能的には盛りだくさんな印象になりますが、大人の選択としてはアナログ表示の方がいい。と考える諸兄にピッタリだと思います。
G-STEELシリーズの中でも、このモデルはベゼルの対衝撃用樹脂パーツがほとんど外側から見えない新設計で、正面から見ても側面から見ても大人顔なのが特徴。外装の素材にステンレススチールを採用し、ベゼルを固定するビスも高級なマイナスネジ仕様で仕上げの質感も上々。ソーラー駆動の20気圧防水です。
構造的にもコスト的にもデジタルの方が簡単で安上がりだけれど、それをあえてアナログでやり遂げる。そのストイックさはデジタルネイティブ世代に囲まれながらも日々奮闘する、若い連中よりは少しばかり人生経験を積んできたからこそ頼りがいのあるタフガイに通じるものがあります。