メーカーが発信した情報ではないけれど、熱心なユーザーによって名付けられた愛称を持つ製品ってありますよね。日産スカイラインなら箱スカ、ケンメリ、ジャパンに鉄仮面とか‥。たとえが古くてスイマセン。そんな流れの中でセイコーのダイバーズウォッチにもユーザーが勝手につけた愛称を持つモデルが何本も存在します。
『ツナ缶』や、『サムライ』などと呼ばれるモデルもありますが、この腕時計は『タートル』と呼ばれ、オリジナルモデルは1970年代に登場しました。ふっくらしたフォルムが、ウミガメっぽいです。インデックスも円形で、文字板の見た目も穏やかな雰囲気。ウミガメってハワイではHonu(ホヌ)と呼ばれていて神様からの使いとして尊重されているそうです。もちろん日本のダイバーもウミガメのことは大好き。なかなか出会えないからこそ有り難い存在で、ボク自身もダイビングをしていて初めてウミガメを見たときの多幸感を今でも思い出します。
そんな愛されキャラの『タートル』が、新製品としてリメイクされて登場しました。名作の雰囲気を損なわず、文字板には最新のプロスペックスのロゴが付加されつつ防水機能も強化。さすがにオリジナルモデルでスキューバダイビングするのはリスクが大きすぎますが、この最新型なら往年のダイバーズの雰囲気を海の中へと持ち込めます。