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連載コラム/ガンダーラ井上の「時計 なんて、時計だって」 #011 蘇ったパンダダイヤル  HAMILTON イントラマティック- オートクロノ

#011 蘇ったパンダダイヤル  HAMILTON イントラマティック- オートクロノ

この腕時計は、ハミルトンのイントラマティック-オートクロノというモデル。自動巻の機械式ムーブメントを搭載したクロノグラフです。1968年に発売された手巻きの「クロノグラフA」、通称パンダダイヤルと呼ばれるアメリカンクラシックコレクションの代表作を現代に蘇らせたものです。

#011 蘇ったパンダダイヤル  HAMILTON イントラマティック- オートクロノ

実機を拝見しにうかがったのは、東京・銀座7丁目にあるニコラス・G・ハイエックセンター。ビル全部がブレゲやオメガからスウォッチに至るまで、スウォッチ・グループの各腕時計ブランドのマーケティングや修理に関する拠点になっていて、ここでハミルトンも活動しているそうです(こちらではハミルトンの商品の販売は行っていません)。

#011 蘇ったパンダダイヤル  HAMILTON イントラマティック- オートクロノ

ハミルトンといえばアメリカンブランドという認識の方も多いかと思いますが、2003年にスイス・ビールに生産拠点を移し、現在は世界最大の時計製造および販売グループであるスウォッチ・グループの一員となっています。

#011 蘇ったパンダダイヤル  HAMILTON イントラマティック- オートクロノ

本作の外観は手巻き式パンダダイヤルの雰囲気を踏襲しつつ、内蔵された機械はスイス製の自動巻H-31ムーブメント。標準持続時間60時間というパワーリザーブ能力とデイト表示機構を備えていて、現行のハミルトン機械式クロノグラフ各種に採用されています。

#011 蘇ったパンダダイヤル  HAMILTON イントラマティック- オートクロノ

アンティーク腕時計でデイト表示の早送り機構が付いていないモデルは、日付変更に延々とリュウズを回す必要があってくたびれるものです。本機はH-31ムーブメントなので、そんな心配は無用。ケース側面にあるクイックチェンジ用のボタンを押せば、サクサクと日付を送ることができます。

#011 蘇ったパンダダイヤル  HAMILTON イントラマティック- オートクロノ

復刻モデルのパターンとして、オリジナルよりかなり大きくなる傾向があるのはクルマも腕時計も同じこと。でも、このパンダダイヤルは節度を保った40mmのケース径なのが好印象です。バンドの幅も20mmで本体とのバランスも良好。絶妙なサイズ感をお伝えすべく、私物のオメガ・スピードマスターの手巻きモデルと並べてみました。

#011 蘇ったパンダダイヤル  HAMILTON イントラマティック- オートクロノ

アイボリー系の暖かいダイヤルの色もいい感じ。自動巻のムーブメントを格納しつつケースの直径が抑えられているので、相対的に厚みが感じられて全体的にふくよかな印象。その雰囲気を引き立てるブラックカーフのバンドの質感も上質で、適度な厚みが持たせてあるのも心憎い演出です。この腕時計は、アンティークのクロノグラフが好きな方にもオススメできる1本だと思います。
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